大人のマナー vol.3 お中元

感謝の思いを伝える贈りもの「お中元」について

日ごろお世話になっている方へ感謝の心を込めて贈る季節のあいさつ「お中元」。その起源は古代中国までさかのぼります。 古代中国の道教には天神信仰があり、上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)の三元の日に天神を奉りました。このうち中元だけが日本に伝わり、「盂蘭盆会」(うらぼんえ・お盆)と結びつき、先祖の霊を供養するためのお供え物を親類や隣近所に配るようになったことが始まりと言われています。

贈る時期

お中元の時期は地域によって異なり6月下旬から7月15日まで、旧盆地域では7月下旬から8月15日までとされています。北海道内でやりとりする場合は、旧盆の期間にかかる7月15日~8月15日でしたが、道外に住んでいる方からのお中元が届きはじめるため、道内のお中元の時期も少しずつ早くなってきているようです。

本来は先方の自宅へ持参して渡すのが正式なマナーですが、最近ではデパートなどから発送するのが一般的です。百貨店やインターネット手配での配送なら、届くころを見計らってハガキや手紙を出しておくと良いでしょう。

贈るときの注意

基本的には先方の家族構成やライフスタイルを考えて選びます。商品券やギフト券も人気がありますが、目上の人に贈るときは、「失礼とは存じましたが」などの一言を添えて贈ります。「踏みつける」ことを連想させる履物類は適さないと言われており、時計や筆記用具類には"勤勉奨励"の意味があるので、目上の人に贈るのはふさわしくないとされています。

喪中の場合

お中元はお祝いではないので喪中であっても差し支えありません。ただし不幸からあまり時間が経っていなくて気になる場合は、のしや水引は避け無地のしで贈ったり、少し時期をずらして「暑中御見舞い」などで贈ると無難です。

ページの先頭へ