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広大な夏の北海道が舞台!映画『ニート・ニート・ニート』

11月23日(金・祝) 勤労感謝の日に!? 全国公開!! 広大な夏の北海道が舞台!映画『ニート・ニート・ニート』

ジャニーズJr.の安井謙太郎が映画初主演を務めた青春ロードムービー『ニート・ニート・ニート』が、11月23日(金)より公開中。広大な夏の北海道を舞台に、苫小牧市、札幌市、稚内市、阿寒湖のアイヌコタン、留萌市、清水町、帯広市、新得町、えりも町でロケ撮影を敢行。総移動距離3,300kmという過酷な北海道ロケを共にしたのは、仮面ライダーゴーストのスペクター:深海マコト役で人気を博した山本涼介、同じジャニーズJr.の森田美勇人。脚本も手がけた宮野ケイジ監督と出演者の方々に、映画に対する想いと北海道ロケを振り返ってお話しいただきました。

Story

〝いつか、なんとかしなきゃ…そう思っていた。いつかなんて永遠にこない。誰かが扉を蹴破らない限り…〟。とある事情からヤクザに追われるレンチ(安井謙太郎)は、共に高校時代の同級生で、コネ入社した退屈な会社になんとなく辞表を出したタカシ(山本涼介)と、心に傷を負い引きこもりになっているキノブー(森田美勇人)を巻き込み、「北海道行くべ!」と強引に旅へ連れ出した。聞けば、出会い系サイトで知り合った女優似の美女を「生き別れの弟と会わせるため」北海道へ行くという。が、待ち合わせ場所に現れたのは、どう見ても地味な少女・月子(灯敦生)…。騙されたと怒るレンチだったが、現れたヤクザの元から月子の機転のおかげで逃げ延びたため、言われるがまま北海道のあちこちを駆け巡るはめに。

宗谷岬、阿寒湖、襟裳岬、札幌…と、月子にしかわからない順序で旅を続ける中で、少しずつ明かされていく、レンチの事情、キノブーの事情、そして心を開かない月子が抱える秘密…。またしても迫る追っ手を逃れ、農業地帯で牧場を営むタカシの叔父〝ゴジさん〟の牧場に身を寄せたニート3人は、そこで否応なしに汗水流して「働く」ことになり、一方で月子はゴジさんやその妻子との交流を通して静かに心を溶かしていった。それぞれが、少しずつ何かに気づき、何かを変化させ始めていた、ある日…!

北海道を縦横無尽に右往左往する!

原作は、02年のデビュー作「太陽がイッパイいっぱい」で、第8回小説新潮長編新人賞を受賞した三羽省吾の同名小説。今回の映画では北海道の苫小牧市、札幌市、稚内市、阿寒湖のアイヌコタン、留萌市、清水町、帯広市、新得町、えりも町などでロケを敢行した。

Interview

【監督・脚本】宮野ケイジ

僕がこの作品を映画化したいと思ったきっかけは、原作の中にある、「いつか、なんとかしなきゃ。そう思いながら何となく生きてきた。でもその〝いつか〟なんて永遠にこない。誰かが扉を蹴破らないかぎり」という一節が、すごく心にフックしたからです。

狙ったのは、「北海道観光ムービー」ではなく、「アイドル映画」でもなく、「成長物語」でもない作品にすることです。北海道は魅力的な土地だけれど、映像に収めたかったのはカレンダーや絵葉書のような絵ではなく、人物それぞれがいま置かれている心の動きや心情に沿った背景。普通っぽく、本当の旅のようにリアリティーある絵作りができたと思いました。また、「アイドル映画」にはなるのだろうけれど、少し俯瞰(ふかん)に見る大人の目線からの不思議な青春映画になっているかもしれない(笑)。迷っている渦中の若者が見ても感じるものがあり、年齢を重ねた大人は記憶をたどる、というような。〝旅を通して成長する〟……というロードムービーの王道も、ちょっと外したかった。人は成長しようとして生きるものではないし、映画が説明や答えを必ずしも提示するものではないと思う。映画を見た人が、「彼ら、ちょっと成長してるんじゃない?」と感じたり思ったりしてくれれば、それでいいと思っています。なんなら1ミリも成長しなくたっていい!(笑)。若い世代が見るから、彼らのためにちゃんと答えをだしてあげなきゃいけない、という考え方もあるけれど、「1回見てわかんないからまた見よう」とか、「数年後に見たらわかった」でもいいと思っています。
タカシのモノローグに「成長しよう。けど、大人にはならないんだ」というのがありますが、これは原作にはない言葉。原作の三羽省吾先生が、「名セリフじゃないか」と言ってくださったのが嬉しかったですね。
それぞれの役をつかみ、演じたのは役者たちの力です。僕は彼らに、辿りつくべき在り処の地図を渡し、ヒントを与えただけ。それぞれが自身と向き合って答えを見つけました。そうして生まれたキャラクターや演技を観客の皆さんが「いいね」と思ってもらえるなら、それはすべて彼らの功績。ファンの皆さんには、誇らしい気持ちで見てもらえたらと思います。

【レンチ役】安井謙太郎〈やすい・けんたろう:ジャニーズJr.〉

まさか自分が映画の主演をやれる日が来るなんて思っていなかったので、本当に驚きました。まず感じたのは、レンチはなんてずるいんだろ、ということ。でも、男だったら一度くらいは「あんなふうに自由に生きてみたい」と思うんじゃないかとも思いました。あそこまでひどくなくていいんですけど(笑)!
破天荒で、バカばっかりやって自分勝手なのに、なぜかみんなのヒーローでいられる。自分にはできないよねと普通は諦めてしまうような生き方です。

監督に最初「レンチは〝猫〟だから」と言われて、「え、人なのに?」と心の中でツッこみつつ(笑)、自由で気まぐれで、時にキレたりするキャラクターを掴むのに、猫というイメージがとても分かりやすくしっくりきて、演じるにあたってありがたかったです。言葉では何とも表せないレンチの憎めなさ、ある種の可愛らしさや魅力がどうやったら出るかと考えて、「笑顔」だな、と思いました。混じり気があったらヤな奴に思えるけど、100%の笑顔なら、つねに今の状況を100%楽しんでる男に思えるはず。セリフもそうです。クズいこと言ってるんだけど、レンチっぽさは、そこに卑屈さがなくてあっけらかんと言い放つところだと思ったんです。

レンチという役は、僕にとって新たな挑戦でした。僕はジャニーズjr.の活動でいつもいろんなことに挑戦していますが、それは応援してくださるファンの皆さんにどんどん新しいことを提供していきたいと思うから。今回はこの役にわくわくしてほしいし、挑戦したことをを知ってほしいという気持ちが強くあります。

北海道は、その雄大な景色や大地にストレートに感動しました。「規模感」を感じたし、海の色や表情も北と南(宗谷岬・襟裳岬)で全然違う! 空気がおいしい!牛乳や食べ物も! 約1カ月いたので、長い旅行というか、旅行という非日常で気持ちがハイになる、毎日あれと近い感覚でした。レンチとしてもハイになっていたので、思った以上に殻を破れた気がしています。あと、地元の人たちがあんなに協力してくれるロケはないと思う。誕生日には、地元の方が今までの見た中で最大のバースデーケーキを用意してくれました!大感激です。皆さんとのふれあいがあったから、胆振東部地震のときは「他人事ではない」という感覚になっていました。

自信を持ってお届けできる映画にしたつもりです! 3ニートが劇的に成長したりはしないけれど、むしろそれがリアル。見た人の人生を変えるような映画ではないとしても、その人生を構成する礎の1個になれたらいいな…と思います。

【タカシ役】山本涼介(やまもと・りょうすけ)

タカシのことは〝バランサー〟だと思って演じていました。レンチとキノブーという陰・陽くっきり違う2人の間に入ることが多かったので、どちらかに少し寄るだけでどちらかの個性を消してしまうことになると思い、常に距離感を保つようにしていたんです。そんなところが、タカシの現代人っぽいイマドキ感につながっていると思います。監督からは「人と話すときのテンポを変えてほしい」と言われていて、テンポ1つ遅らせて、考えているかのような間(ま)をおいて話すようにしていました。でも、実際は相手の次のセリフを知っているから早く応えたい気になってしまい、なんだか居心地の悪い間でしたね(笑)。

北海道に行くことによってタカシがどう変わっていくのかを、一つひとつの感情を大事にして演じていました。アイドル2人との共演はどうでした?とよく聞かれますが、僕は2人をアイドルではなく役者の2人として考えて接していたので、特に緊張ややりづらさみたいなものはなかったですよ。森田くんは現場にいる間じゅうキノブーでいたなあ、という印象(笑)。ただ、ロケが終わった後日にコンサートを見たんですが、2人ともしっかりアイドルで、「全然違う!」と驚きました(笑)。3ニート役3人のキャラや関係性は、撮影前に会ったときから「役そのまま!」にナチュラルに出来上がっていたのですが、ロケが東京を脱して北海道に移動したあとにまた変化。あの開放感のためか、〝北海道に行ったからこそ〟出せた3人の状態というのがあり、だからこそ出来た芝居、というのがあるんです。ぜひそこを見て欲しいと思います。

東京など関東近郊では絶対に撮れない、北海道だからこその絵がたくさん撮れました。北海道は…ご飯が美味い!(笑)。僕もそうですが、みんな毎日もりもり食べていました。安井くんなどは、お気に入りになった牛乳の200mlパックを1日にいくつも飲んでいました(笑)。安井くん、森田くんとは「お風呂好き」で意気投合したので、撮影が終わると地元の銭湯へ行ったのもいい思い出です。バカな男たちががちゃがちゃやってる話…をやってみたかったので楽しかった。北海道を旅しながら3ニートが少し変化するように、ボク自身もこの映画を通して一緒に成長できたかな、と思います。

【キノブー役】森田美勇人(もりた・みゅうと:ジャニーズJr.)

キノブーは、(引きこもってはいたけれど)精神的に自立していて、頭が良くて、しっかり生きていける人間だと捉えて演じていました。人と接するときの声色や姿勢や表情は想像で演じた部分が多かったですが、気持ちの部分は、自分の経験や思っていることから引っ張り出して演じました。物語内ではキノブーは正反対のレンチに惹かれる部分があり、どうしても意識してしまう。連れ出されたときには、うれしかったはずです。レンチへの想いとか、月子のことをどこか気になっているとか、撮影中もいろんな感情についてすごい考えていて、確かめ確かめ演じていった感じです。その中で生まれる「これだと思うけど、どうだろう」という感情を監督に一つ一つ伝えたくなって、ついつい1人じめしてしまい(笑)、みなさんに申し訳なかったと思っています……。

思い出の場面は、3ニートが気持ちをぶつけ合うシーンです。あのときは「芝居」というより、レンチに対して込み上げてきた気持ちを、気持ちとしてそのまま正直にぶつけた、という感じでした。やろうと思ってしたのではなく。あと、月子に対するキノブーの変化も見てほしいと思います。キノブーは久々に接した生身の女性であろう彼女に最初は内心「うわあ!!女の人だ!」と思っただろうし、事情を知るにつれシンパシーもあったでしょう。
今回は、特殊メイクで肥満キャラに初挑戦! 衝撃的なビジュアルに注目してください。型取りも大変でしたし、メイク後も表情を作りづらくて大変でした…。

北海道は、衝撃的な大きさでした! 道路とか、アメリカっぽい広さ・長さで。ちょっと驚いたのは、北海道に着いてから、気持ちが「等身大」になったという思いが強くあったことです。キノブーとしてもそうですが、自分としても、なんというか、背伸びしていた気持ちが「戻った」と言いますか…。一番の思い出はゴジさんちでの(撮影に出た)ご飯(笑)! 特にシチューが、はんぱなく美味かったです。地元の皆さんもとても優しくて元気な人たちばかりで。北海道に(キャンペーンなどで)行けたら、早く会いたいなと思います。

等身大であれた分、「自分の今に嘘がない」映画を作れたと思っています。嘘ではない自分の姿を見てもらえるな、と。初めてのロードムービー。若い4人が、葛藤し悩む姿を、北海道の地で心を裸にしてぶつかりあって一生懸命に頑張って演じました。

【月子役】灯敦生(ともり・あつき)

一番おとなで、一番こども。そのチグハグさが、月子のヒミツを握る鍵だと思いました。ニート3人にとにかく興味がないですし、監督からは「もっと気だるそうに、もっと」とよく言われました(笑)。セリフが極端に少なく、想いを言葉以外で表現しなくてはいけないのに態度に出すこともなかなかしない…。月子の〝わかりづらさ〟に悩まされたのは、ニート達だけでなく私自身もでした。だから現場では、北海道の大自然や、4人でいることで生まれる空気感に身を任せながら〝月子でい続ける〟ことを実践しました。孤独でいるためロケ中わざとキャストやスタッフと距離を置いたのですが、3人はそれを察して、そのままを受け止めてくれました。相談など深い話になれば、芯の通った考え方を聞かせてくれて、本当に多くの場面で支えていただいたなと思います。
印象深いのは、レンチとの駐車場シーン。「ここだけはヒロインっぽくていい」という監督の言葉もあり(笑)、月子のかたくなさが解けて、本来の女の子らしさが垣間見えるようにと演じました。「見つめる」シーン多くて、監督からよく目の指導が入りましたね。「何を込めるか」が難しかった。でも泣きのシーンでは、テストから本番まで本気で8回泣いて、共演のMEGUMIさんに「最初からスイッチいれすぎだよ」とい言われたり。藤森さんからも「滅多にいない本物だ」と褒め言葉をいただきました。

北海道は景色が素晴らしく、食べ物も美味しい! 朝食はいつも北海道の味覚満載な地元の方々の手料理をいただきました! 初めてなのにおふくろの味というか、新潟の祖母の手料理を思い出しましたね。札幌ロケでは1人でジンギスカンをしたり、地域で流行っていると聞いた「夜のしめパフェ」をスタッフさん達と堪能したのが思い出です。人が優しくて、応援の仕方がみなさん、親戚のおじさん・おばさんみたいに温かいのも印象的です。

成長=ハッピーエンド、だとわかりやすいですが、監督はそこに行きたくなかったとおっしゃっていました。やる気がないことを、夢がないことを、否定しない映画です。ロケ中は絶対に雨といわれたのに晴れたり、無いと思ったものが現地で借りられたりと、奇跡が日々起きていました。なんだか、北海道が応援してくれた映画という気がします。

【取材協力】
株式会社MACH 代表取締役 長谷川雅弘さん

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