安心・安全なおいしいものを食べたい プリンセスファーム 代表 中野幹夫さん 副代表 酒井洋一さん

少量多品種の野菜たち

2009年に会社を定年退職した同農園代表の中野幹夫さんと、副代表の酒井洋一さんとの二人で始めた、白石区東米里に圃場のある「プリンセスファーム」。お二人のこだわりは、安全で安心の美味しい野菜であること。イタリアトマトを中心に、約100品種の野菜を無農薬・無化成肥で栽培しています。

中野さんは、「自分たちが安心して美味しいものを食べたい、という思いから野菜作りを始めました。農法についていろいろと悩み、試行錯誤し、現在の玄米アミノ酸微生物農法にたどり着きました」と話します。

同ファームの野菜は、米ぬかに籾殻を混ぜ発酵させて作る、有機肥料・ボカシを使って育てられています。「米ぬかや籾殻は札幌市内にある米穀店から安く譲っていただいています。このお米屋さんでは、低農薬や無農薬米を取り扱っていて、ボカシをこの米ぬかを原料として作れることに感謝しています」。

農薬に頼らない野菜作り

「ボカシは、野菜の肥料であり、微生物の働きが土づくりのための土壌改良に役立っています。特に北海道では微生物農法を行っている方が少なく、日々試行錯誤し研究を続けています」と中野さん。
ボカシは、約10日間、朝夕の水やりや丁寧な温度管理などを経て作られます。「ここの土地は水はけが悪く、決して肥沃な土地ではありません。玄米アミノ酸微生物農法は、農薬代がかからないだけではなく、肥料代もあまりコストがかからず、かつ土壌改良できることがメリットです」とも話します。

「どうしてもここのトマトが食べたいとおっしゃってくださる方がいます。小売店で販売されているものより、味も品質も良いものを作っていると自負しています」と酒井さん。「一度食べてみればその違いに驚くと思います。手間も時間もかかりますが、木で完熟したトマトはただ甘いだけではなく、しっかりとした味わいがあります。ハート形をしたルネッサンス、ジュエルなど、名前もかわいらしいですよ」とも。

今年はイタリア人育種家・マウロと、日本の種苗メーカーが開発したブランド「マウロの地中海トマト」の種から育てたイタリアトマト11品種をはじめ、国産トマト3品種、野菜約80品種のほか、タマネギ「札幌黄」、幻のイチゴ「さとほろ」など、札幌ブランド野菜なども栽培する予定だそう。

地産地消のメリット

身近な場所で作られた新鮮な農産物を買うことができ、生産者の顔が見えることが地産地消の安心。「直売の対面販売なら、美味しい食べ方や調理法を気軽に聞け、旬の時期を知ることもできます。さらに、市場に出荷するとなると一定量が必要になりますが、特にうちのようなファームの場合、少量でも販売できるため、量販店ではあまり見かけない品に出会えることもあります」と中野さん。
美味しさや栄養価を考えれば、旬の時期に食べるのがベスト。品種の特性なども教えてもらえます。

「安ければ何でもいい、そう考える人もいます。うちのファームの野菜は、スーパーなどに並ぶ野菜と比べれば値段は高めです。でも僕たちは、畑から食卓まで安心して食べられるものを提供したいです」。

同ファームのお客様の中には、震災の影響で地元を離れ、札幌に住んでいる方たちがいるそうです。「環境が極端に変わって、様々なストレスにさらされる中、せめて食べ物だけは安心できるものを口にしてもらえたら…。そう思っています」。

同ファーム直売所のほか、芸術の森地区「関口雄揮記念美術館」で開催される「森の朝市フォレスト・マルシェ」や、札幌市保養センター駒岡が会場の「朝市」などで購入することができます。安全で美味しさに拘った旬の野菜を食べてみませんか。

新鮮な食材が手に入ったら、そのまま食べるのももちろん美味しいけれど、ひと工夫して、より美味しく楽しくいただきませんか。

農業生産法人 M-STAGE LLC. プリンセスファーム

【アクセス】
国道275号を札幌市内から江別、篠津方面へ。雁来大橋を越え、一つ目の信号を右折。道道626号沿い、白石発電所の斜め向かい左手。

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